国家試験の難しさ

国家試験の合格率はそれぞれの試験によって違います。
医師の国家試験や司法試験は最難関といわれています。

最近、歯科医師国家試験の合格率が6~7割台と落ち込んで、
狭き門になりつつあることがニュースになっていました。
背景には、過剰となっている歯科医師数を抑制しようという国の思惑があるそうです。

今年の3月に発表された第110回歯科医師国家試験の結果では、合格率は65.0%だったそうですが、
同じ時に発表された医師国家試験の合格率は88.7%だったそうです。

1960年代半ば、日本は国民の3割がむし歯を抱えながら、
歯科医師数は、人口10万人あたり35人程度しかいなかったそうです。

歯科医師数を50人にするという目標を定め、
歯学部・歯科大学の新設が計画されたそうです。
その計画がうまく行って順調に歯科医師の数は伸びたのですが、
現在それが過剰となっているのです。

ただ、入学定員を抑制することができず、
国家試験で絞っていくようになっているそうなのです。

これから入学定員も削減されていくことになるでしょうが、
ひとまずは国家試験で、人数を減らしているのです。

今回の歯科医師の数にしても、現在問題になっている獣医師に関しても、
国家資格を必要とするような職業の人を育てるには時間がかかります。

今足りないからといって対策をしても、
育つ頃には対策が必要ないこともあるのです。

大学をつくるのにも何年もかかり、
その上で入学し国家試験を受け、実際に仕事につくにも時間がかかるのです。
長期の計画が大切なのですね。